僕とイカ

スプラトゥーン用のメモ

スプラトゥーンを録画してみた

 ざっと考えただけでスプラトウーンのプレイ中にはこれだけの情報が飛び交っている。

1. 味方の情報(ブキ、動き方、プレイヤーレベル)
2. 敵の情報(同上)
3. 戦況(塗り状況、キルデス、スペシャルゲージ)
4. 運

 僕にとっては情報過多で、プレイが終わってもなにをどう評価すればいいのかがよくわからなくなることが多い。方針がうまくいった(あるいは間違っていた)のか? 味方との連携が噛み合っていた(あるいはそうでなかった)のか? ある局面において、きちんと把握した上でリスクを取ったのか、そうでないのか? 敵味方のブキの組み合わせはどうだったのか? マップに対する有効性は? 局所的に不足しているプレイヤースキルがあるのか? それとも運という言葉でしか表現できない要因が作用したのか? よくわからない。よくわからないまま、漠然と結果だけ眺めて喜んだり落ち込んだりしながら次の試合を始めてしまう。もちろん結果画面のキルデスや塗りポイントも、よほど印象的な試合を除いてあっという間に忘れてしまう。

 勝ったとしても反省点はあるわけだし、負けたとしても方針は間違っていなかったということもあるはずだ。野良ならその傾向はより顕著だろう。そういうところを振り返って評価をしていかないと次につながらない。イカがインクをまき散らすゲームで成長することが僕の人生において一体どのような価値をもつのかはわからないが、どうせプレイするんなら楽しくプレイした方がいいだろう。そして楽しくプレイするにはうまくなった方がいい。その為には振り返りが必要だ。

 それでこの機械を買った。



AVerMedia ゲームレコーダーHD II AVT-C285


 僕の部屋はMacbook air液晶テレビの位置が離れているので独立して録画できる機械を探した。本当は録画した動画ファイルをネットワーク越しにMac側からさわれるとベストだったんだけど、それは無理そうだったので諦めた。この機械はUSBメモリに録画ができるようなので、録画してUSBメモリMacに刺す。そして動画を取り込む。そういう使い方をすることにした。

 買う前に気になっていたのはラグの問題だった。この機械をWii Uとテレビの間に挟むことになるので、プレイ画面にラグがでやしないかというのが心配だった。また、この機械の電源を切っておいてもWii Uの映像は画面にうつるのかということも心配だった。しかしこれは事前にHDMIパススルーという機能を調べてみて問題なさそうだという情報に辿り着いた。この機械は単なるケーブルの一部のようなもので、そのままHDMI出力はテレビに流れるようだった。実際にここは問題なかった。

 操作系統も気になった。僕はもうこれ以上リモコンを増やしたくなかった。部屋にひとつリモコンが増えるたびに僕の顔は曇る。事前に調べた感じだと、iPhoneのアプリで操作ができそうだったので付属のリモコンは使わなくてもよさそうだった。僕はスティーブ・ジョブズに感謝した。でも実際にはリモコンを使わないとできない操作があったのでリモコンはひとつ増えてしまった。まああまり使うことはない。一度設定さえすませてしまえば、電源ON/OFF、録画開始・停止、USB排出。それぐらいしかしない。ちなみにiPhoneからだと電源ON/OFFがうまくできなかった。

 あと買ってからハマったのは、USBメモリもHDDもNTFSフォーマットでしか受け付けないという点だ。これはかなりびっくりした。うちにはMacしかなく、デフォルトでこの方式でストレージをフォーマットする方法がなかった。最近はどんなストレージを買ってきてもFAT32なので、自前でフォーマットするしかない。これはWindowsをもっている友人にUSBメモリをフォーマットしてもらうことで解決した。内蔵HDDはこれがネックで入れることを諦めた。ただ、結局そこに取り溜めてもMacなりNASなり別のストレージに移動して管理するので、あまりデータを溜め込んでもまとめて移動するのがすごく手間になる(移動させるにはUSBメモリを介して移動するしかない)なので、良い面を見るなら、HDDは入れられなくてよかったかもしれない。

 もうひとつ、動画を圧縮する手間がかかることも購入してから気がついた。1080pで録画すると最低画質でも1試合(約3.5分)400MB程度になる。だいたい10分で1GBだ。USBメモリからNASへ移動して保存するにしても、ちょっと気軽に取り溜めていくには気になるサイズだ。なので一旦それを圧縮するわけだが、けっこう時間がかかる。まあ全試合録画するわけではないが、ちょっとした手間ではある。

 他には特に不具合なく動いた。すんなりと録画してくれて、すんなりとMacで動画が見れた。まあ期待している機能としては十分だ。しばらくこれを使って録画してプレイを振り返ってみよう。

 ちなみにマイク接続をすると声も入れられる。プレイ中に考えていることを後で振り返ってみようと思って声を入れながらプレイしてみたが、思考が整理されるせいかわりといい動きができた。それにしても録音された自分の声を聞く体験をするのは久しぶりだ。すごく変な感じだ。